「自分の家を持とう」と思った時、一番に浮かんだのは、永年の夢であったログハウスでした。休日には薪を割り、薪ストーブで暖をとる。屋根には煙突が突き出ていて、そこから煙が静かに流れている。そんな風景を想像し、「絶対に実現させるぞ」と、自分にハッパをかけたものです。 しかし現実は甘くなく、土地探しもなかなか大変で、妻の両親との二世帯同居を考えた場合、ログハウスでの間取りは、無理が多い事も知りました。そんなこんな紆余曲折の後、ロケーションの良い、今の土地が手に入ったのはラッキーでしたが、いよいよ、本気で建物を決める時を迎えたのです。

住谷建築さんには、ログハウスの話もして、一緒にいろいろと探していただきましたが、なかなか6人家族で住める規模の建物がなく、「それでは外壁を木で張り、ワイルドな外観にして、中身は高気密・高断熱の省エネ住宅にしてはどうですか？」との提案をいただきました。幾度かのプランニング変更の後、今のスタイルに決まった時、自分の中ではまだ100％納得できていたとは言えなかったかも知れません。

しかし実際建物が出来上がり、住み始めた今、本当に良かったと大満足です。